尖閣列島で中国漁船が海上保安庁巡視船に衝突した事件は、その処理を巡り、民主党政権による危機管理・外交対応の拙劣さを明らかにすることとなりました。
ただ、「わが国が中国の圧力に屈した」ということ以前に、9月7日の事件発生時に、総理官邸が、「政治主導」により、中国人船長1名のみを「首謀者」として公務執行妨害罪で逮捕し、他の乗組員10数名に対するまともな取り調べを行わずに、漁船とともに中国に返してしまったという政治判断が、そもそも、現場のセオリーを全く無視した初動対応だったことは、余り指摘されていません。○「停船命令を無視して衝突」の事実解明を怠った政府
例えば、交通違反の自動車がパトカーに追跡され、停車を命じられたにもかかわらず、パトカーに衝突したとしましょう。
この場合、運転手の意図的な衝突なのか、助手席に乗っていた者の指示によるものなのか、単にハンドルを切り違えただけなのか、外形的には分かりません。
ですから、まずは関係者全ての取り調べを行い、悪質な事案の場合は、関係者複数を現行犯逮捕し、事実関係を解明、しかる後、首謀者を送検して拘留するか否かを判断することが大切です。
しかし、尖閣事件の場合、逮捕するか否かの判断は官邸に上がり、操舵士や機関士には全くおとがめがないまま、事件発生後半日を経過して、船長のみを逮捕し、他の乗組員については、「中国との関係に配慮」し、即時帰国させることとなってしまいました。
このような対応では、総理官邸は、最初から事実解明に及び腰で、船長を逮捕することで、中途半端に体面を保ったと言われても仕方ありません。
10月12日は、私の誕生日。いつの間にか51歳になってしまった。支持者の洋菓子店の方からケーキを贈っていただき、事務所のみんなとともにささやかなお祝い。浪人中の身にご支援の暖かさが身にしみる。昨年の誕生日は、総選挙後1月半で、どちらかといえば「落胆」のバースデーだった気がするが、それから1年、現政権のひどさを見せつけられ、今年は「憂国」の誕生日。私はこの逆境の中から多くのことを吸収し、民主党政権の失政で溶けてなくなりつつある日本を、必ずや復活させなければならない。
10月11日の体育の日は、3連休で唯一好天に恵まれ、各地の運動会を回る。昨年のこの時期は、「8月の総選挙は残念だったね」というどちらかというとなぐさめの言葉をかけられることが多かった。しかし今年は、「民主党はどうしようもないから何とかしてくれ」という励ましの声がほとんどだ。私たちは、このような一般市民の不満・不安の声を真剣に受け止め、今の無責任な政治を、真っ当で誠実な政治に造りかえていくことが大切だ。
10月10日、守谷市の常総運動公園で、イーストジャパントランポリンフェスタが開催される。県トランポリン協会会長として、歓迎の言葉を述べる。この日は、東日本各地から多くの青少年が参加した。最近は暗いニュースばかりが目につくが、私たちの将来を明るくするためには、スポーツを通じた青少年の育成活動が極めて重要だ。私自身も、微力ながらもお手伝いをしていきたいと思う。
10月8日、早朝駅立ち。ようやく秋めいてきて、早朝は肌寒くなってきた。久し振りに上着を着て駅立ち。尖閣事件での民主党の対応は、中国の圧力に屈したという問題だけでなく、本来現場を重視すべき初動対応についても、「政治」なるものが介入して、問題をますますややこしくしてしまった。もっと多くの国民に、民主党政権の危うさを訴えていかなければ。
10月5日、久しぶりに上京。探偵業法の議員立法に携わり、解説書を出版した縁で、探偵業の全国組合で講演。消費者保護や人権に配慮した適正な業務を要請するとともに、尖閣事件を例にとり、初動対応がいかに大切かということをお話する。
10月3日、取手市消防団の操法大会(消防ポンプ車の放水操作方法の連度を競う。)。優勝分団の方々と懇談。その後団服に着替え、優勝を逃してしまった私の所属分団の打ち上げに参加。操法の練習にかけ、勝ちは勝ちとして、また、負けは負けとして認める消防団員のさわやかな姿を、何事にも責任をとろうとせず、政権に恋々としてしがみつこうとする今の政権幹部に見せてやりたいと思う。
熱波の夏も終わり、いよいよ街頭活動を本格的に始動。民主党政権で、日本は溶けてなくなりつつあるのではという危機感ゆえだ。民主党の歴代代表は、この1年「140人の国会議員による中国主席への朝貢訪問」(小沢氏)、「総理時代に『尖閣の領有は日中両国で協議すべき』と発言」(鳩山氏)、「副総理時代『沖縄は(日本から離れて)独立してもらうしかない』と発言」(菅氏)など、中国の期待通りの行動をしてきた。だから中国も居丈高になり、今の危機がある。今日は農家の奥さんに耳を傾けていただいた。rn
9月24日、尖閣列島での中国漁船による海上保安庁巡視艇航行妨害事件で、中国人船長が釈放された。聴くところによると、船長は当初から、自らが指示して故意に漁船を衝突させたことを否認していたらしい。だったらなぜ日本政府は、他の13人の船員を逮捕もせずに帰してしまったのか。初動段階での「穏便に」という官邸・外相・国交大臣の判断ミスは明白だ。でも彼らは何の責任も感じず、尻拭いを現場と検察庁に押しつけようとしている。政治家である以前に人間としておかしい。9月29日、怒りを胸に今日も早朝の駅に立つ。
9月28日、久し振りに上京し、「中川昭一先生を偲ぶ会」に出席。昨年2月の「もうろう会見」は、どうも、酒に酔ってのことではなく、鎮痛剤の摂取過多によるものらしいが、私は今でも、横にいた白川日銀総裁が、何故会見を中断させなかったのか不思議に思っている。それでも中川氏は無様な姿を見せた責任をとって財務相を辞した。でも今の民主政権中枢は、尖閣問題などで国益を害する失態を繰り返しながら、一向に責任を感じようとすらしない。この亡国の輩を倒し、もののふの政治を実現することが先輩への供養と痛感した。合掌。