社会保険庁ヤミ専従問題対策ワーキングチーム第1回会合の模様。この日は、社会保険庁から、後継組織である「日本年金機構」に、どれくらいの数の職員が移行する予定かなどのヒアリングを行った。「将来的に、職員数を62%にする。」とのことだが、減らす対象は、ほとんどが非正規職員。正規の職員については、1万数千人の職員のうち、発足時、数百人程度が減らされるに過ぎない。委員の間からも、「お手盛り」といった感想が聞かれた。私たちとしても、国民の常識を大切に、しっかり仕事をしていきたい(コラム参照)。
5月27日、私へのTBSのインタビューが、ニュース23で放映された。社保庁労組幹部が、勤務実態もないのに(労働組合活動に専従)税金から給与を貰っていた問題。加えて、こいつらに給与を支払うため、給与関係書類を改竄していた社会保険庁の官僚達も問題だ。実はこの日、自民党に、「社会保険庁ヤミ専従問題対策ワーキングチーム」が発足、私が座長に就任した。今後、色々な妨害や圧力もあるかもしれないが、彼らが、公務員の身分保障の上にあぐらをかいたり、私たちの年金をさわらせることがないよう、頑張っていく。
5月27日、私が主査を務める中央省庁等改革委員会。写真は、左から園田委員長(政調会長代理)、中馬行政改革本部本部長、私。この日は、福田総理主導で進められている「消費者庁」について、政府における検討状況を聴いた。私は、現在の内閣府国民生活局の惨状(人材不足、権限不足等)を考えると、「消費者庁」という発想は、良い政策だと思う。ただ、役所にまかせておくと、とかく組織の肥大化を招き勝ちだ。この日は、「消費者庁」の制度設計について、私たち行政改革本部が、物を申すことを宣言させていただいた。rn
5月19日の山形・庄内視察の最後は、和牛の繁殖・肥育の一環経営を行う尾形牧場。昨年畜舎を新築したが、折からの子牛価格の低迷の打撃を被っているとのこと。尾形さんは、水田農家と連携して生産組合を作り、そこに堆肥を供給し、タダで施肥までするかわりに、6.6㌶分の稲発酵粗飼料(ホールクロップサイレージ)を得、主として繁殖牛のエサにしているとのこと。今後は各種の調査研究を進め、生産者に肉質向上の安心感を醸成し、稲発酵粗飼料(=自給飼料)の肥育牛に対する給餌を同素苦心するかということも大きな課題だ。
5月19日午後は、平田牧場の豚たちにエサ米を供給する三浦農場へ。コスト低減のため直播き栽培を採用、2㌶をエサ米田として使用する。ただ、決して儲かるレベルには達していない。ダダチャ豆の産地庄内は、大豆の転作が盛んだが、その連作障害を防止するため、3~4年に一回エサ米を栽培するという仕組みの中に組み込まれて生きているシステムだ。しかも、ブランド豚を育てる平田牧場が、1㎏46円で買ってくれるからこそ成り立つシステムでもある。台風も近づいた強風の中、色んなことを考えていた。
山形県酒田市の平田牧場直営店を訪問。中国原産の金華豚、しかも米育ち豚は、牛肉と同様に、赤身にさし(脂肪交雑)が入る上、脂身も、飼料米をエサにすることで柔らかくなるようだ。昼食で頂いたが、非常においしかった。そして、金華豚という希少種を持つことや、平牧三元豚というブランドに、米を飼料としているという付加価値を武器にし、消費者にも受け入れられている。ただ、今後、多収穫の飼料米生産を大々的に拡大していくためには、その一方で、ブランド化しなくとも、自然に定着化していくような誘導策が必要だろう。
私が座長を務める配合飼料高騰対策PTチームは、5月19日、山形・庄内で現地視察。「米育ち豚」プロジェクトを展開する飼料米使用養豚企業のカリスマ、平田牧場を視察。現場で説明を聴いた後、さらに関係者と懇談した。前列右から谷津義男・総合農政調査会会長代行、新田嘉七・平田牧場社長、加藤紘一・総合農政調査会最高顧問、新田嘉一・平田牧場会長、西川公也・農業基本政策小委員長、山田俊男・参院議員。後列右から私、近藤基彦・農林部会長、吉田・党政調首席調査員。
5月15日は、与党児童買春・ポルノ処罰法改正プロジェクトチームの第3回会合。私は、警察庁少年課理事官だった当時、この法律(議員立法)の制定に、主管官庁の担当官の立場から携わり、また、初当選後すぐに、この法律の改正にも参画した。そんな経験を買われたのか、森山真弓衆議院議員・座長の要請で、このプロジェクトチームに参加、この10年間に及ぶ国際的な議論の経緯を踏まえ、現段階で何をなすべきか、発言させていただいている。この日も、議論の取りまとめに向け、条文イメージも含めた具体的な提案を行う。