10月2日の「社会保険庁ヤミ専従問題対策プロジェクトチーム」(私が座長)、「標準報酬月額の改ざん」、いわゆる「消された年金」問題に積極的に関与したと思われる社会保険庁の職員の処遇について討議した(コラム参照)。当然のことながら、彼らには、年金業務からお引き取りを願わなければならないが、悪事を隠し通してまんまと「日本年金機構」に採用された職員を解雇できるようにするためには、法律改正が必要だ。この日は、私から、このような法律の策定と舛添大臣に対する徹底的事案解明のための要請を提案、了承を得た。
9月30日、「子どもたちのインターネット利用について考えるシンポジウム」(主催:ヤフー、マイクロソフト、ミクシィ、NTTレゾナント、ネットスター)が都内ホテルで開催され、私も、青少年インターネット法を手がけた当事者の立場で、パネリストとして参画。教育関係者等200数十名の参加者を前に、警察庁少年課理事官等を経験した少年問題の専門家として、バランスのとれた、実効性のある政策展開の必要性について述べた。政治家としては、自民党を代表して私、民主党から玄場・衆議院青少年問題特別委員長が参加。
9月24日の衆議院本会議、麻生太郎自民党総裁が、内閣総理大臣に指名された。思えば、平成17年9月に私が衆議院議員に再選されてから、4度目の首相指名選挙だ。麻生新総理には、原油・食糧の高騰や米国の金融危機など、経済への不安要因が高まる中、強力なリーダーシップと、安定的な政治・経済の運営を期待したい。そんな思いをこめて、「麻生太郎」と大書させていただいた(写真)。私自身は、1党支配が良いとは思わない。ただ、今の小沢民主党に国を預けたら、それこそ壊滅だ。私も、命懸けで麻生総理を支えていきたい。
9月22日の「自民党党大会に代わる両院議員総会」、麻生太郎衆議院議員が他候補を圧倒、2位の与謝野馨候補の5倍強、351票を得て、第23代自由民主党総裁に選出された。世間には、「自民党は賞味期限切れ」などと言われる方もいるが、賞味期限切れの「古い自民党」は、5年間の小泉改革により、とっくにぶっ壊れてしまっている。私たちは、新総裁とともに、鮮度の良い「新しい自民党」を創っていく。そして、古い自民党・社会党の体質を引きずった今の小沢民主党と対決しなければならない。写真は、投票を終えた麻生候補。
約10分間で倉庫等を調査した後、三笠フーズ九州工場の宮崎元工場長ら(写真右手前)から事情を聞く。彼らは「計画犯」、バレてしまったから「申し訳ない」と言うが、本心では悪いと思っていない印象。彼らは、国民をだまし、行政をなめてきた。ただ、行政も、「見逃した」責任を問われるのを恐れてか、なめられきって怒らねばならないのに、相当及び腰の印象。「抜き打ち検査」を1回したというが、三笠フーズ元工場長の弁によれば、「(偽造)帳簿・在庫を調べただけで、事故米横流しがバレたとは思わなかった」とのこと。私たちは、末端のダラダラ行政も含め、しっかり改革していかなければならない。
今、三笠フーズ九州工場による事故米・汚染米の、主食用、加工用米への横流しが、大きな社会問題となっている。そもそも、農水省(農政事務所)は、問題を長年にわたって見逃してきたわけで、行政だけに善後策を委ねるわけにはいかない。党としても現地を視察・問題の所在を明らかにする必要があり、9月17日に急きょ調査団を編成(地元福岡選出議員2名、農林関係議員2名)、私に「行ってくれ」ということになった。写真は、未流通の事故米の保管現場。これが洗浄され、他のコメとブレンドされ、袋詰めされて横流しされていた。
9月15日の敬老の日、各地区で敬老会が開催される。最近、マスコミで、「少子高齢化の急速な進展」、「高齢者を支える現役世代の減少」などといった記事が踊るたびに、高齢者の先輩方の居心地が悪くなっているのではと心配している。だから私は、本年の敬老会で、「皆様には元気で長生きすることに是非集中して頂きたい。」「私たち政治に携わる者は、皆様が長生きして良かったと思える社会を創るよう全力を尽します。」と挨拶して回った。「活力ある高齢化社会」を実現することは、実は、日本復活のカギだからだ。
9月13日の午後は、小林・葉梨・細谷・中山県議らとともに、この数年で、新利根川全体に繁茂してしまったミズヒマワリ(外来植物)を視察。観賞用に輸入された植物が川に投棄されたのが始まりらしいが、繁殖力が強く、農業排水に侵入したり、排水機場の機械にからまったり、治水・農業の両面で問題が大きく、早急な駆除が必要だ。この日は、上流から河口まだ、実態を視察し、その繁茂状況をカメラに収めた。新利根川・霞ヶ浦は国管理の河川であり、週明け早々に、国土交通省・農水省に、対策を要請することとした。