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2008年3月10日

予算審議過程での「誤解10カ条」(2)~霞ヶ関埋蔵金は万能?小泉改革後もケインズ的ムダな公共事業?

小泉改革について述べる大田経済財政大臣

今回のコラムでは、前回に引き続き、平成20年度予算審議過程で見られた「誤解に基づくと思われる考え方」の第5条と第6条。

よくある誤解第5条「『霞ヶ関埋蔵金』は無尽蔵」

昨今、「霞ヶ関埋蔵金」という言葉がはやっている。
これは、自民党の財政改革研究会(与謝野馨会長)が、「行政のムダを省き、特別会計の貯まり金や政府資産を整理すれば『お金が無尽蔵に出てくる』というのは、『霞ヶ関埋蔵金伝説』に過ぎず、やはり安定的な税源の確保が必要」という主張をまとめたのが発端。
これに、与党の他の政治家が、「いやいや『埋蔵金』はある。これを先に使え。」と反駁し、与野党こぞって、「埋蔵金探し」に血眼になったというのが、ことの経緯だ。

2008年3月10日

予算審議過程での「誤解10カ条」(1)~国産麦のパンで自給率向上は簡単?天下り禁止で無尽蔵の財源?

予算委員会での質問風景

2月25日(月)の衆議院予算委員会。
「ガソリン国会」と言われる今国会も、平成20年度予算案の審議が、まあ、大詰めと言って良いタイミングだ(29日に衆院通過)。
この日、私は、45分間という、与党委員としては比較的長い時間を頂戴して質問に立った。
さて、私たちは与党の一員であり、その責任において、政府提出の予算案をできるだけ早く成立させなければならない。
ただ、それゆえ、与党側の委員には、余り質問の機会が巡ってこない。
実際、本年の衆議院予算委員会では、野党側の委員(15人)には、1人当たり4時間強、計約60時間と、この数年で最長の質疑時間を割り当てたが、自民党委員(31人)には、1人当たり30分弱の割り当てがあったに過ぎない。
とはいえ、与党質疑の中で、各種報道や野党側の追及の中に、必ずしも的を射たと言えないものがあることを、しっかりと指摘しておくことも、建設的議論を進める上では極めて重要だ。
この日の私は、杉浦正健元法務大臣ともども、その役回りを担い、国会審議やテレビ報道の中でまことしやかに横行する「誤解に基づくと思われる命題」10カ条を指摘させていただいた。よくある誤解第1条「国産小麦を増産してパンを作れば自給率向上は簡単」

2008年3月7日

日本農業新聞紙上座談会(H20.3.7)

この3月の日本農業新聞で、自民党の農林幹部とJA全中(旧農協中央会)の紙上座談会が行われることになった。私は、「幹部」というより、「若手代表」としての参加だと思うが、畜産・酪農対策小委員長として、今回の経営支援緊急対策と、5月末をメドに打ち出す追加対策の検討の方向について考え方を語った。今次の緊急対策は、マスコミ・業界等から、おおむね好意的に受け止められたようだが、追加対策をどうもっていくのか、将来への「夢と希望」をどう確保するのか、各方面の関心は極めて高く、身の引き締まる思いだ。

2008年3月5日

伊吹幹事長と守谷市の酪農現場へ(H20.3.5)

3月5日は、伊吹幹事長と茨城県の農業視察。私は、畜産・酪農対策小委員長と、県選出代議士という2つの資格で参加した。写真は、守谷市・大木流作の庄司牧場。私の選挙区には、守谷の大八洲酪農協と、稲敷の本新酪農協という2つの組合がある。いずれも数十戸程度とはいえ、日本の開拓を背負ってきた人達だ。ここ守谷の大木流作は、かつては毎年利根川・鬼怒川の増水で、農家の方々が、牛たちと共に、数日間堤防に避難、野営した歴史を持つ。私はそのころからの付き合い。今は酪農団地事業で大分改善されたが、飼料高に頭が痛い。

2008年2月29日

平成20年度予算案衆議院通過(H20.2.29)

2月29日、平成20年度予算案が衆議院で可決。総理・官房長官・財務大臣らが国会対策委員会室を訪れた折のスナップが党本部から届いた(私は総理の左上)。今、民主党の方が、日銀総裁人事も絡め、「審議を先延ばし」、「結論は反対ありき」戦術。民主党の山岡国対委員長は、3月11日の会合で、「税制法案の成立は年度内でなく1月位遅らせ、混乱させる。」とうそぶいたという。これでは、国民生活が犠牲になる。まあ、大変偉い国対委員長様ではあるが、我々与党は、しっかり結束を固め、国民生活を守っていかなければならない。

2008年2月26日

食糧安全保障と強い農業基盤の確立のために~畜産・酪農危機突破の対策を決定

平成20年度畜産・酪農緊急対策を発表

2月21日の自民党・畜産酪農対策小委員会。
私が委員長として、危機的状況にあるわが国の畜産・酪農の現状を打開するため、緊急の対策をとりまとめて発表、了承を得た。
実は、政府・与党は、毎年この時期、畜産・酪農対策小委員会を舞台に議論を行い、牛肉の輸入関税などを財源とした1000億円規模の畜産・酪農振興対策を取りまとめる。
もっとも、私にとっては、茨城県自身は大畜産県ではあるが、選挙区での畜産・酪農業は、必ずしも盛んではない。
それでも、「だからこそ公正な判断ができる」という妙な理屈(?)からか、異例の連続3期の登板となった。

2008年2月25日

平成20年02月25日(月) 予算委員会

会議名:第169回国会 予算委員会 第13号
案 件:予算委員会 「道路特定財源」への誤解を解くため冬柴国土交通大臣等に質す

2008年2月25日

「道路特定財源」への誤解を解く質疑(H20.2.25)

2月25日の予算委員会。45分間の質疑。現在、テレビなどでは、明かな誤解に基づくと思われる主張が横行し、「道路特定財源」について、国民が正確な理解を持つことを妨げている面がある。国会質疑でもそうだ。この日は、建設的議論に資するため、これまでの論調の中で出てきた「誤解に基づくと思われる考え方10カ条」を列挙した。(http://www.shugiintv.go.jp/jp/wmpdyna.asx?deli_id=38410&media_type=wb&lang=j&spkid=7004&time=01:26:51.6) 

2008年2月21日

畜産・酪農の危機突破対策を決定(H]20.2.21)

2月21日の畜産・酪農対策小委員会。その日未明までかけて、私が取りまとめに当たった、畜産酪農の危機突破対策1871億円(打ち緊急対策1141億円)の内容を報告。了承を得る。穀物高に伴う配合飼料価格の急騰により、経営が危機的状況にある畜産・酪農農家の「当面の安心」を確保したと思う。併せて、消費者の「食の安全・安心」を確保し、生産者の「将来への夢と希望」をつくるため、5月末を目途に、抜本的検討を行い、追加対策を実施することとした。6回開催の小委員会には、のべ100人を超える国会議員が参加した。

2008年2月16日

増田総務大臣を龍ヶ崎に迎える(H20.2.16)

2月16日は、龍ヶ崎市後援会の新春の集い。増田総務大臣(前岩手県知事、左端)を迎え、約250名の参加者への国政報告会を開催。串田市長、潮田元県会議長、中山県会議員、松田市議会議長ら多くのご来賓も来援。心から感謝、感謝。増田大臣は、昭和62年から平成元年まで、建設省から茨城県庁に出向、私の先代の葉梨信行に、「大変お世話になった。」と話されていた。実は私も、昭和60年から62年まで、警察庁から岩手県警に出向。増田大臣の父上の増田盛参院議員にお世話になった。いわば「親子たすきがけ」のご縁だ。