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2006年4月28日

本格的地方の時代こそ議会機能の強化を~首長に対する権力集中への危惧

地方自治法改正案審議で質問

この数年、地方分権改革や三位一体改革(国から地方への権限と財源の移譲)が進み、本格的「地方の時代」が幕を開けつつある。
ただ、その一方でささやかれるのが、知事・市長などの「首長」に、今まで以上に権限もお金も集中するという問題だ。
勿論、直接公選の首長は、大いにリーダーシップを発揮すべきだ。
しかし、人間誰しも完全ではあり得ない。
だからこそ、同じく住民代表である議会との間で、常にチェックアンドバランスが確保されることが極めて大切だ。
もちろん、効率性だけから見れば、「ああでもない」「こうでもない」という、議会での議論は、一見ムダかも知れない。
でもそこは、「民主主義の学校」と言われる地方自治、経済効率だけでは割り切れない側面もあろう。

2006年4月28日

平河クラブで記者会見(H18.4.28)

北朝鮮人権侵害対処法案を衆議院に提出した後、院内の自民党担当記者クラブ(通称平河クラブ)で記者会見。提出者を代表して、法案の内容やねらいをレクする。逢沢自民党拉致対策本部長、上田公明党衆院議員同席。実は民主党からも、既に、脱北者保護などを盛り込んだ「北朝鮮人権法」が提出されているが、与党案は、拉致問題等への対処を核とした法案である旨説明し、民主党とも、しっかりと、国会の場で議論していきたいと述べる。

2006年4月28日

北朝鮮人権侵害問題対処法案を提出(H18.4.28)

懸案だった北朝鮮人権侵害問題対処法案。自民・公明の協議が整い、連休前の4月28日、衆議院事務総長に対し、法案を提出することができた。左から、私、水野議員(自)、漆原公明党拉致対策本部長、逢沢自民党拉致対策本部長。この日は、たまたま、訪米中の横田早紀江さんが、ブッシュ大統領と会見する日と重なった。国会と国民の強い意思を、北朝鮮当局に示すためにも、提出者として、早期の成立を期したい。

2006年4月26日

都市と農村のニューコミュニティー委員長として(H18.4.26)

本年度、私は、都市と農村の共生・対流調査会(会長・島村元農水大臣)内の「ニューコミュニティー委員長」に指名され、4月26日は、その初会合。この調査会は、もともと、農村部における都市住民用定住型施設の整備や、グリーンツーリズムの発展などを目指してきた。ただ、最近は、これに加えて、市町村合併により出現した大規模自治体内において、都市住民と農村住民の交流・統合を図るため、新たなコミュニティーを創造する必要性も出てきているように思う。

2006年4月25日

竹中大臣との議論の模様(H18.4.25)

4月25日の衆議院総務委員会。「地方自治の憲法」である地方自治法の改正について、竹中総務大臣と議論。地方分権改革や三位一体改革は、「地方の時代」を開きつつある。しかし、その一方で、首長への権力集中を招いていることも指摘されている。「民主主義の学校」と言われる地方自治の世界で、多角的な民意をしっかりと反映させていくためには、やはり、議会の機能をより強化し、首長と議会とのチェックアンドバランスを確保していくことが大切だ。

2006年4月22日

住宅政策の大転換~社会政策・経済政策・都市政策の全ての面で転機に

衆院国土交通委員会(4月21日)

4月21日の衆議院国土交通委員会。
私は、「住宅の量から質への転換」をうたう、政府提案の「住生活基本法案」について、参考人質疑を行った。
戦後わが国の住宅政策は、圧倒的な住宅不足と人口増圧力を背景に、住宅の「量的拡大」を至上命題としてきた。
ところが、わが国の人口は、既に減少期に入っている。
だから、住宅政策には、抜本的な大転換が不可欠だ。
今回の法案は、その転換の理念を示すものといえる。
ただ、従来の住宅政策の主要な行政ツールであった「公営住宅・金融公庫・公団住宅」の3点セットは、いずれも、量的拡大路線に対応したスキームだったと言って良い。
その意味で、このような基本法の策定以降も、しっかりした具体的施策体系を構築していくことが必要だ。

2006年4月21日

国土交通委員会での参考人質疑の模様(H18.4.21)

住生活基本法案に関する国土交通委員会での参考人質疑の模様。重要法案については、専門家の意見を聞き、論点を絞り込んでいく。この日は、「何故今住宅政策の転換が必要か。」、「これからの課題は何か」等、多くの論点についての質疑を行った。私は、質疑冒頭で、参考人(手前右)に対し、起立の上御礼を述べ、その後は着座して質疑(写真奥)。 

2006年4月9日

政府資産圧縮・政労交渉はオールマイティではない~行革推進法で質疑

4月6日の行革特委で質問に立つ

現在審議中の行政改革推進法は、今国会の最重要法案だ。
中身は、特別会計改革、政府資産改革など盛りだくさんで、マスコミからは、「小泉改革の総仕上げ」とも言われている。
もっとも、この法案自体は大いに評価できるものの、私は、それだけでは決してオールマイティではないことを、国民に対してきちんと説明していく必要はあると考えている。
最近の報道を見ると、ときに、「数百兆円に上る政府資産を圧縮すれば、財政赤字は大幅減少する」とか、「公務員の身分保障を撤廃して労働基本権を与えれば公務員給与も民間並になる」などの、ちょっと甘めの、誤解とも思える見出しが踊ることがある。
でも、改革は、そんな生やさしいものではない。
このような誤解を排し、国民に対し、今後も、「痛みを伴う構造改革の継続が必要」という、ある意味で辛口のメッセージを発信していくことが、政治家の責任として大切と思う。
4月6日の衆院・行政改革特別委員会で、私は、党の行政改革本部幹事・公務員給与断行議連の事務局長の立場から、いくつか注文をつけた。昭和50年代半ば、中曽根康弘行政管理庁長官、渡辺美智雄大蔵大臣の下、「増税なき財政再建路線」が進められた。
しかし、今回の行政改革に、当時と同じ結果を求めるとなると、方向性を見誤ることになる。
当時とは、財政赤字の状況も、人口の高齢化の状況も、桁違いに異なるからだ。

2006年4月6日

行政改革に関する特別委員会(H18.4.6)

4月6日の衆院行政改革に関する特別委員会。中馬行革大臣、与謝野経済財政大臣、竹中総務大臣及び谷垣財務大臣に対する質疑を行う。安倍官房長官に対する質疑も予定していたが、野党側が、「野党質疑時には、質問通告がなくても、安倍官房長官は必ず座っていろ」と要求しているため、与党としては、国政の停滞を避けるため、官房長官への質疑を自粛することとした。委員会終了後、安倍官房長官から直接、「葉梨さん申し訳なかった。」と声をかけられる。写真は第一委員会室の全景。

2006年4月1日

総務会「北朝鮮人権侵害問題対処法案」を了承~「圧力カード」出そろう

自民党総務会で法案を説明

3月31日の自民党総務会。
私が検討チームの主査として作業を進めてきた「北朝鮮人権侵害問題対処法案」について、全会一致で了承を得た。
議員立法の作成責任者としての総務会説明は、昨年の「探偵業新法案」(昨年提出するも衆院解散で廃案となったが、今国会での成立を期すべく、現在民主党に協力を要請中。)に次いで2回目。
このほか、一昨年の「児童買春・ポルノ禁止法の改正」及び、昨年の「偽造・盗難キャッシュカード法案」では、私自身が提案者として国会答弁をしているので、都合4本目の議員立法案となる。
ただ、今回の「北朝鮮人権侵害問題対処法案」は、実体法である他の法案と違い、どちらかというと、メッセージ法的な色彩が強い。
それでも、こと拉致問題などの人権侵害問題については、北朝鮮当局に日本国民の正確なメッセージを伝えるとともに、日本政府にも、ポジティブな施策展開を促していくことが極めて重要だ。
以下、了承を得た法案の内容について書いてみる。2月16日付のコラムで、法案の骨子について記したが、当然のことながら、大筋で、大きな変更があるわけではない。
ただ、検討の過程で、よりブラッシュアップを図ることができた。
以下、法案に定められた具体の施策について述べることとする。