政調審議会に引き続き、午後4時からの党総務会で探偵業新法の法案説明。実はこの日の議題には郵政民営化法案も入っており、正規の出席者として、歴史的な総務会に立ち会わせていただいた。政調審議会と同様、総務会で法案説明を行うのも、同期生の中では初めて。また、今回のように、役所に原案を書かせないで、議員自身がゼロから条文を書くという議員立法も珍しい。無事総務会の了承を得、探偵業法案も、他党との折衝に移る(法案の内容等は、あとでコラムに書くのでお楽しみに。)。
列国議会同盟(IPU)は、世界各国の国会議員で構成する唯一の国際機関。4月19日から、初めての試みとして、日本をホスト国に、アセアン+3(日中韓)の会合が東京で開催。開会式には小泉総理も出席。同日のセッションで、葉梨康弘は、国際テロ問題についての基調報告を行った。用意した原稿による演説のほか、アドリブの英語で、在インドネシア大使館員時代の経験を語り、日本とアジア諸国との良好な関係形成に努力する決意を語った。
今日は、反日暴動の続く中国の国会議員との対話の話題。
立法は、多数を占める与党が賛成しなければ成立しない。だから、内閣提出の法案及び成立見込みの議員立法は、その提出前に、自民党での了承手続きが必要。具体的には、政策を担当する政務調査会の部会、政務調査会の意思決定機関である審議会、党の最高意思決定機関である総務会の順で審議をお願いする。4月27日午後1時30分からの政調審議会で、探偵業新法の法案を説明する葉梨康弘。議員立法WTの事務局長に一回生議員が就くのは極めて異例で、この場での説明も、当然、同期生の中で初めて。
今日は視聴覚障害者への大学教育の話題。
私も実は知らなかった。不勉強を恥じている。
今期の通常国会で、この短期大学を4年生の大学に改組する法案が上程されることになり、茨城県唯一の衆院文部科学委員である私の所に、大沼学長があいさつに来られ、そのとき初めて知った次第。
4月18日は、法案審査前に、衆院文部科学委員会による同大学への視察が行われ、私も生まれて初めて、視聴覚障害者に対する大学教育の現場を見させていただいた。
200人の学生に対し、270人の教職員。まあ恵まれている。
視覚障害・聴覚障害各部の下に、情報工学の学科等、主に理工系の学科を持つ。
現地では、いろいろな苦労を目の当たりにしつつ、話を聞きながら、「大学って何だろう」と、大いに考えさせられた。質疑応答の時間は限られている。
だから私は、歩きながら、立ち止まりながら、不躾とは思いつつも、いろいろな質問を教授陣にぶつけた。
今日は、24日投票の衆院補選告示後初の土曜日。党代表の武部幹事長、内閣代表の竹中大臣とともに、42歳の新人候補応援のため、青年局を代表してマイクを握る。若手を前面に、自民党の体質も大きく変わった。演説では、私が公務員給与改革議連の事務局長であることを引き合いに、日本最大の抵抗勢力とも言われる労組に選挙運動を丸投げ、その結果が選挙違反で、議員辞職と今回の補選に至った民主党には、改革はできないと訴える。
今日は対北朝鮮経済制裁の話題。
実は、自民党拉致問題対策本部(本部長 安倍晋三衆院議員)では、実務者協議に先立つ10月19日、10人のメンバーからなる「対北朝鮮経済制裁シミュレーションチーム」(座長 菅義偉衆院議員、事務局長 山本一太参院議員)を発足させた。
そして、チームの中で、警察庁や外務省勤務の経験をもとに色々発言していたら、お前詳しいようだから、では現実に制裁を行う場合の政治的効果の検証を、葉梨君、やってみろということになった。
よく言われるように、経済制裁には、国際社会によるマルチの制裁と、1国による単独制裁との2つの類型がある。
戦後は、前者のような国連安保理決議に基づく制裁が主流で、後者の単独制裁は、専ら、最終的な武力を背景とした超大国(米ソ)によるものだった。
その中で、今話題となっているのは、日本による単独制裁。
戦後政治の中ではレアなケースである。ただ一方で、拉致という国家的犯罪行為も前代未聞であることも事実。いずれにせよ私たちは、新しいコンセプトを作っていかなければならない。
河野衆院議長の招きで来日中のインドネシア国民評議会議長アグン・ラクソノ氏(中央)と懇談。昨日の河野議長主催レセプションに引き続き、今日は在日インドネシア大使主催夕食会。日本側の出席者は、河野議長、枝村元在インドネシア大使(日イ協会事務局長)と葉梨(日イ議連を代表)だけという内輪の会合。在インドネシア大使館での駐在官時代を思い出しながら、インドネシア語で交流を深める。写真右は在日ラオス大使。
集落の集会所での出前国政報告会。5人でも10人でも、集まるところに出ていくつもり。今日は大盛況。私も、1期生にしては、新憲法起草委員に任命されたほか、公務員給与改革議連、探偵業新法WG、そして、つくば新線議連の事務局も担当している。加えて、経歴を買われたか、北朝鮮経済制裁問題、偽造カード問題や性犯罪前歴者問題のWGにかり出され、うれしい悲鳴。話すことはたくさんある。この日も関心事項に、活発な質問が飛ぶ。そしてこれが、永田町改革の力になる。
今日は鉄道通勤についての国会質問の話題。
また、本年8月24日開業のつくばエキスプレス(つくば市と秋葉原を結ぶ。)の沿線住民は、線路を、秋葉原止まりでなく東京駅まで延伸して欲しいという熱望を持っている。
東京駅乗り入れや延伸となれば、通勤も便利、新幹線乗り換えも容易で、わが茨城県民にとってみれば、これは当然の願い。
ただ、我ら茨城県民の熱い思いと比べ、東京の住民や自治体は、かなり冷めている。温度差がある。というのは、例えば常磐線やつくばエキスプレスの東京駅延伸が実現したとしても、受益者は、茨城や千葉から東京に通勤する人たちで、決して東京都の住民ではないという思いがあるからだ。
現実に、常磐線東京駅乗り入れのための高架線路建設計画については、神田駅周辺の住民による、たった数百メートルの路線建設への反対が、その実現のネックになっていると聞く。
だから余り進まない。