韓国の3大日刊紙の1つ、「中央日報」の呉(オ)論説委員の取材を受ける。テーマは、「構造改革と格差社会」。予算委員会で対総理質問を行ったのを機に、フォーリンプレスセンターから依頼された。私から、機会の平等や再チャレンジの仕組みを構築する必要性を指摘した上、「結果として格差が生じることは、どの時代でもある。ただ、個々人が、一旦負け組となっても、格差をなくすため、再び努力することができる社会を作ることが大切。」と述べる。
3月28日の与党政策責任者会議。自民党の中川政調会長及び公明党の井上政調会長に対し、「北朝鮮人権侵害問題対処法案」について説明。自民党内の手続きと並行して、公明党にも検討をお願いすることに。協議を整えた上、4月上旬に国会に提出することができればと思う。この法案は、法執行の厳格化、総連への課税優遇の見直しなどと並ぶ、北朝鮮への圧力カードとして注目されている。
話題のニセメール事件。渦中の永田議員に対し、自民党を代表して質疑を行う。永田議員は、「西澤孝氏にだまされた」と主張したが、永田氏自身が、結果として民主党執行部を「だまし」、公の場で、民間人を誹謗中傷する発言を行ったわけで、永田氏の責任は免れないように思う。ただ、この日も、永田議員は、言い訳に終始した印象だった。
3月16日の衆議院本会議。
本年度の畜産価格等を決定する畜産・酪農対策小委員会は、3月3日から9日にかけて集中的に開催されている。私は、委員長として会議の進行役を担っているが、多くの議員の出席を得て、連日活発な議論が行われている。
九州視察の最後の訪問地は、熊本県大津町の児島農場。粗飼料もほぼ100%自給、牛に子どもを生ませて、太らせて出荷するまで、一貫して行っている。子牛用の哺乳ロボットを購入し、もうすぐ使えるということで、特に奥様が喜んでいた。いずれにせよ、3月3日から畜産酪農対策小委員会での議論が始まるが、北海道・関東・九州の視察を通じ感じたことは、「一生懸命やっている農家は見ていて気持ちがいい」ということ。努力して工夫する人が夢を持てるよう、真剣な議論を進めていきたい。