茨城県議会議員選挙は、全国に先駆け、今年の12月に行われる変則の選挙。茨城県議会は、「自民党王国」と言われ、現在、65名の総定数のうち、46名が自民党。野党の存在価値は勿論あろうが、選挙区に1人も自民党県議がいないと、まちづくりが円滑に回らないのも現実だ。茨城3区内で自民党県議がいないのは北相馬郡選挙区(旧藤代町(現取手市)・利根町)のみ。本人・家族も悩み抜いた末、旧藤代町長の小林靖男さん(右から2人)に、やっと出馬の決断をしていただいた。写真は、右から、塚本光男取手市長、小林靖男氏、私、井原正光利根町長。結束を誓い合った瞬間だ。
9月26日、小泉内閣の総辞職に伴い、第165回臨時国家が招集され、安倍晋三自民党総裁が、第90代内閣総理大臣に指名された。投票用紙は写真の通りで、被指名者と投票者の氏名を記載する。夕刻には組閣。それぞれの重要分野に政策通を配した安定感と中堅・若手の積極登用による清新さとのバランスのとれた布陣だと思う。安倍新政権には、極端な国家主義を排するバランス感覚を持ちつつ、殊に内政面で、構造改革の思想を、わが国の生き様として国民の間に無理なく根付かせることにより、誇りと希望に満ちた国づくりを推進することを期待する。
9月20日は、自由民主党総裁選挙の投開票。安倍晋三候補が、有効投票の3分の2を獲得、第21代自民党総裁に就任した。写真は、両院議員総会における安倍新総裁の就任挨拶。今回の総裁選挙では、麻生・谷垣両候補の健闘も光った。安倍候補の圧倒的優勢が伝えられながら、果敢に、オープンな政策論争を挑み、これが予想を超える得票に結びついた。ベテラン議員の談合で、選挙もなく代表が決まってしまう民主党と、冷や飯も覚悟で、国民に開かれた政策論争を行おうという自民党との違いを見せつけた選挙だった。
9月17日と18日は、各市町村の敬老会が集中。一昔前のような「人生ご苦労様でした、これからは楽をして下さい」といったトーンは、残念ながら薄れ、人口減問題が話題となったり、敬老会自体も質素になるなど様変わりの印象。ただ、活力ある社会を造るためには、高齢者の方が、いかに自信をもって、現役で活躍していただくかということが大きな鍵だ。「今年よりも来年がより良くなるよう、我々政治家も命がけで頑張るので、高齢者の皆様には、未来を期待して、元気な現役として暮らしていただきたい。」と挨拶。
オーストラリア農業界のトップ、全豪酪農協会長のアラン・バージェス氏(私の左)が来日、党の畜産酪農小委員長である私との会見を希望、この日の面談となった。先方からは、日豪FTA(自由貿易協定)締結への強い希望が述べられた。しかし、私から、わが国における乳製品消費の減退や、駄牛淘汰にまで追い込まれている実情を説明した上、FTAだけでなく、消費拡大方策などの日豪協力の可能性について水を向けた。先方も、「協力の場面はFTAだけとは限らない、是非積極的な相互理解を深めたい。」と応じた。
衆議院総務委員会の閉会中審査で、竹中総務大臣及び谷人事院総裁に対して質疑。今年の人事院勧告は、いわゆるラスパイレス方式による比較を堅持した上で、官民給与の民間における比較対象を、従業員100人以上の企業から50人以上のそれに引き下げるべきと言う内容(この勧告の具体的意味については、コラムでも述べることとする)。総務委理事と言うことで質問を引き受けたが、「公務員給与改革断行を求める若手議員の会」事務局長としても、今後の課題を整理させていただいた質疑だった。
昨年8月24日、都心・秋葉原と研究学園・つくばを結ぶ「つくばエキスプレス(TX)」が開業した。私の選挙区にある守谷駅は、その中核駅だ。そして今、TXの線路に沿った都市軸道路の建設が進んでいる。今日は、そのTXと交差する、関東鉄道常総線及び国道294号の地下を通過する「都市軸道路守谷トンネル」の開通式。私も、議連の中核として、社会資本の戦略的整備に意を用いていきたい。写真は、左から、小川県会議員、川俣副知事、私、会田守谷市長。