6月3日、6月11日に開催されるボランタリーチェーン協会令和3年全国大会向けのビデオメッセージを収録。ボランタリーチェーン(VC)は、商品の共同仕入れを目的として、小売業者や卸売業者が組織化した事業形態だが、デジタル化などによる更なる効率化が課題となっている。VCは、食料品を扱うことが多く、みどりの食料システム戦略における流通システムの改革や、農林水産物等の輸出拡大を推進するため、今後更に連携を深める必要がある。この日は、プロンプターを使用しての収録となった。
6月3日、山形県の吉村知事からの要請をWEBで受ける。内容は、農業に係る高度人材の育成や、農業漁業への新規就労の促進、木材利用の促進等。方向性は我々と一緒であり、現行の政策の充実で対応していきたい。また、山形県は米の主産県であり、作付け転換へのご協力もお願いした。
5月31日、福島市といわき市で、ALPS処理水関係閣僚等WGが開催された。4月13日に福島第1原発ALPS処理水の海洋放出方針が決定されたが、関係種への丁寧な説明と要望聴取を丹念に行い、万全の風評被害対策を講じていかなければならない。このため、緊急事態宣言下でも、リアル形式の意見交換が必要で、参加者全員がPCR検査を受けてコロナ陰性を確認した上、現地で会議を持つこととなった。
5月30日、日本ダービーが開催され、私が、内閣総理大臣賞のプレゼンターとなった。優勝馬は、福永騎手騎乗のシャフリヤール。昨年は表彰式はなく、本年は、規模を縮小して、馬主の有)サンデーレーシングのみとなった。ただ、5000人程度の観客を入れての開催となったため、私も事前にPCR検査を受け、コロナ陰性を確認した上で、表彰式に臨むこととなった。福永騎手は、昨年、本年と2連勝したにもかかわらず、表彰式には出席できなかった。
5月26日、徳島県の飯泉知事からの要請をWEBで受ける。給食への和牛等提供の継続や、土地改良による水管理を国で行って欲しいことなどが要望された。前者には食育の充実で対応していきたいこと、後者は流域治水の長期的課題なので、具体的なお話を承りたいこと等を述べた。ただ、対面の話し合いでないため、いささか勝手が違った。
5月21日、第1回農業人材確保に向けた検討会がWEB会議で開催された。新規就農希望者と農業現場とのマッチングを行う事業者等から、貴重なお話を伺うことができた。
5月に入り、野鳥はシベリアに帰り、今期の鳥インフルエンザは終息した。この機会を捉え、鳥インフルエンザ・豚熱合同対策本部を開催し、対策の総点検を実施した。鳥インフルエンザは、10月からの発生が予想されるし、豚熱ウイルスに感染した野生猪は、これから夏にかけて活動が活発化する。引き続き警戒を怠らないよう、注意を喚起した。
4月に福島県を中心に発生した凍霜害は、果樹を中心に、同県だけで27億円を超える甚大な被害をもたらした。JA福島中央会や福島県選出議員から迅速な対応を要請される。このため、復興予算である福島県農林水産業再生事業を活用し、次期作に向けた支援を決定したほか、防・減災対策にも必要な支援を行うこととした。
5月12日、みどりの食料システム戦略本部で、同戦略が最終決定された。パブリックコメントには、2万件近い意見が寄せられ、同戦略への国民の関心の高さがうかがわれた。今後は、具体的な工程表に基づく実行が求められる。
4月27日、立憲民主党のお茶振興議連からの要請を受ける。3年はお茶の価格が下がり、農林水産省としても手厚い支援を行った。まずこの点を感謝される。私からは、しっかり価格動向を見ていくつもりであることをお話しした。幸い、一番茶の価格は、本年はまあまあの水準で推移しているが、しっかりウォッチしていく考えだ。