2010年、新たな挑戦の年
2010-1-1
昨年末、挨拶回りで地元を歩いていたときのことだ。さっきお寄りした家のご主人が、走って追いかけてこられた。
「来年が良い年になるように、杉で作った七転び八起きのダルマの切り絵。私が作ったものだが、是非お持ちいただきたい。」
「葉梨さんが国会で活躍できなくなって、私たちも悔しい思いをしている。葉梨さんがいれば、どんどん追求できるのに。」
「体に気をつけて頑張って下さい。」
こういう心からの励ましがあるからこそ、私も、日々の地道な活動を続けていくことができる。
そして、来るべき日本再生のときに備え、力を蓄えていかなければならないと思う。昨年は、一昨年のリーマンショックに端を発した大不況の年で、自民党は野に下り、私も、多くの支援者の期待に応えることができずに、議席を失うことになった。
自民党が飽きられたこと、私自身の地力が不足していたことなどなど、敗因については、これまでのコラムで書いたので、ここでは繰り返さない。
ただ、大不況の中で、国民生活が苦しいにもかかわらず、時の内閣や総理大臣が、真剣にその苦しみを理解しているのかどうか、疑問を持たれたことは否めなかったように思う。
そして、多くの国民は、新たに、しゃべり方の真面目そうな総理大臣を選んだ。
ところが、その真面目そうな総理大臣、政治とカネの問題にしても、公約の実行にしても、本当に正直なのかどうか、最近は分からなくなってきた。
わが国は、なお、未曾有の経済危機の中にある。
政治に携わる者が、国民の目に、不真面目や不正直に映ることは、あってはならないと思う。
本年私は、在野の立場から、地元に密着し、多くの方の意見を聞きながら、今までの経験をもとに、国民に対し、マスコミにはなかなか報道されない各種政策のポイントを解説しながら、訴えを展開していきたい。
そして、2010年という年を、新たな挑戦の年としていきたい。