自民党新憲法起草委員会の発足に想う
2005-1-29
去る1月24日、党本部で、新憲法起草委員会の第一回会合が行われた。
昨年10月に設けられ、私も委員になっていた「憲法改正案起草委員会」は、18人の小所帯だった。
が、森前総理を委員長とする今回発足した新憲法起草委員会は、衆参の国会議員から各期3人づつ、総理・議長経験者や地方代表も加えた総勢80人の全党的なもの。
私もメンバーになり、翌日の日経新聞には、若手代表委員として、私の名前が、総理・幹事長経験者と並んで掲載された。
11月15日の立党50周年までに、新憲法案を作り上げていく。
実は、新憲法案づくりは、本年は、党の最大のテーマで、1期生31人のほとんどが、起草委員会入りを望んだ。
幸い、私は、旧起草委員会おける、1期生から唯一のメンバーであった経緯などもあり、新起草委員会の正式メンバーに加えていただいた。
これから、3月までに、集中的な議論が行われ、さらに地方の一般党員の声も聞いていく。
さらに、このテーマは、若手にも大いに関心があるため、私が、これからの起草委員会の議論の内容を1期生全体に報告し、意見を聴取する役を引き受けることになった。
いずれにしても相当な仕事量をこなしていくことになろう。
ただ私は、このような役を引き受けさせて頂いたことを逆手にとって、新憲法案について、単なる「葉梨私案」でなく、若手中心の「1期生の試案」をとりまとめ、党の草案づくりに反映できたらと目論んでいる。
憲法改正は、勿論今までの議論の経緯も大切で、中曽根元総理始め、国を思う大先輩の意見には感動すら憶える。
ただ、憲法は、いうまでもなく、新しい日本の姿を規定するものである。
大先輩の意見を尊重する一方、これからの時代を担う若手も、どんどん発言していかなければならない。
このような意味で、私は今、課せられた責任の重さを痛感している。