平成17年の新春に想う~「節目の年」を「転機の年に」
2005-1-2
皆様、明けましておめでとうございます。平成十七年が、幸多い年であることを、心よりお祈り申し上げます。
さて、本年は、わが国にとっては戦後60周年、わが自民党にとっては立党50周年、さらには茨城県にとっては、つくばエクスプレスの開業と、まさに時代を画す「節目の年」であると思います。
しかし、わが国とりまく状況は、景気の回復がなお力強いものでなく、国際的にも、北朝鮮問題や中国の台頭があるなど、不透明さを否めません。
ただ、私は、わが国が、このような「もやもや感」の中にある時だからこそ、節目の年である本年を、単なる周年行事や新線開業セレモニーの年だけにしてはならないと考えています。私は、政治家の責任として、本年を、国家や郷土の未来像を具体的に示していく、「転機の年」とするため、全力を尽くすことが必要と感じています。
まず、新たな国家像という意味では、本年は、自民党は、11月の立党50周年大会までに、新憲法の草案の策定します。
現在改組中の憲法改正案起草委員会(改組前の委員会には、一回生の中では、私が唯一そのメンバーに任命されていました。)での議論を通じ、懇意にさせていただいている舛添要一参議院議員らとも、「私たちの新しい感覚で、地に足のついた作業をしていこう。」と常々お話しています。
そして、昨年暮れの小泉総理と若手議員の懇談会で、直接総理に、「若手の声を新憲法草案に取り入れて欲しい」と要望してきました。
本年はまさに正念場、しっかり勉強して、きっちり発言させていただきます。
次に、郷土の未来像という意味では、本年8月にも開業が予定される「つくばエクスプレス」を核に、いい意味での競争路線となる常磐線の輸送力増強、つくばと国際空港成田を結ぶ圏央道の整備を図ることが必要です。
さらに私は、このような線の交通網整備に加えて、宅地・農地(農業も極めて大切)等の面整備を一体で考える発想が必要と考えています。
昨年は、衆議院の国土交通委員会等で、「口を開けばつくばエクスプレスと圏央道」式に、何回も質問に立たせていただきました。
本年も、地に足のついた郷土の未来像策定に向け、執念深く国会活動を展開するとともに、国の役所や県・市町村と連携しつつ、具体策の提示に取り組む所存です。
葉梨康弘は、平成17年を、「節目の年」から「転機の年」とすべく、本年も全力投球します。
改めて皆様のご多幸を祈念するとともに、倍旧のご指導ご鞭撻をお願いしつつ、年頭のご挨拶といたします。
衆議院議員はなし康弘