オレオレ詐欺の撲滅のために
2004-10-23
オレオレ詐欺が横行している。
昨年はついに被害額100億円を突破。ご老人たちに考えるすきを与えないで、「オレオレ、事故にあって至急金がいるので振り込め」という手口。
このような手口が横行している背景には、老人のみの世帯が増えているということもあるが、インターネット上で、容易に口座の売買ができるようになってきたという事情がある。
警察庁の方では、漆間新長官が、このような口座の取引を規制して欲しいという要望を持っていたが、預金口座の売買等の所管はいかんせん金融庁、では議員立法でやろうということになった。座長は菅義偉衆議院議員で、初会合が10月14日、私も、10人のメンバーの一員に加わることになった。
警察庁時代の昔取った杵柄で、法的な面をお手伝いすることになり、とりあえずこの臨時国会では、譲渡性預金といった正当な商取引の中で行われる場合を除き、単なる口座の売買は、悪用の可能性大として禁止していくことになった。
その後、さらに来通常国会に向けて、プリペイド携帯の問題も議論していくこととなろうが、いずれにしても、北朝鮮の制裁シミュレーション問題ともからんで、今後さらに忙しくなることは間違いない。