いわゆる変則登記への対策法が衆院を通過(R1.5.10)
2019-5-10
5月10日、いわゆる変則登記への対策法が衆議院で可決、参議院に送付された。私は、法務委員長として、審査の経過及び結果を本会議で報告した。変則登記とは、登記簿の表題部が、○○兵衛ほか○○名とか、○○字持などとなっており、所有者が不明となっているもので、かつては、入会地、惣持地などと言われていた土地だ。法務省のサンプル調査では、このような土地は、筆数にして約1%に上るという(筆数と土地面積が仮に比例するとしたら、面積的には埼玉県と同じということになる。)。今回の法案は、このような土地の所有者を探索するための仕組みを設け、その結果、一部の所有者が探索しきれなかった場合でも、一定の要件の下に売却を含む管理・処分を可能とするもので、大変重要な法案だ。