平成23年の新春に想う~昨年の貴重な経験をいかす年に

2011-1-1

幸運の七福神~平成23年の飛躍を祈って

昨年の暮れも押し詰まり、地域の後援会役員の方と一緒にあいさつ回りをしていた時のことだ。
あるお宅に伺ったら、あいにくご主人はお出かけ、奥様に年末のご挨拶をして辞去した。
昼食後、一緒に回っていただいた役員の方のお宅に戻ると、お家の方から、先に伺ったお宅のご主人が、是非会いたいと、自転車で私のことを探して回っていたので、もう一度訪ねて欲しいとのことだった。
そこで、件のお宅に伺うと、そのご主人(阿見町阿見在住の若林さん)、せっかくの機会なので、どうしても私の顔を見て励ましの声をかけたかったとのこと。
若林翁は、焼きペン(電熱ペン)画の名手だ。
ご自分で栽培されたヒョウタンにも絵を描く。

その際、若林さんから、来年を飛躍の年とするようにと、その場で縁起物として頂いたのが、写真の七福神。見事なものだ。若林のおじいちゃんの思いが心に沁みた。
このような支援者の方々の温かい励ましや期待に応えるためにも、今年もまた、地域での活動や政策の勉強に励み、力を蓄え、来るべき決戦に備えていかなければなるまい。
でも、昨年は、我が国にとって、決して良い年ではなかった。世界3大証券取引所(東京・ニューヨーク・ロンドン)の株価指数は、東京以外の2市場が年末の指数が年初を上回ったにもかかわらず、ひとり東京のみが、12月30日、年初の指数を下回って引けた。
世界的な景気回復の流れから、我が国は明らかに落ちこぼれつつある。
外交的にも、日米・日中・日露いずれも失策を重ね、北朝鮮当局による拉致問題の解決は、一向にらちがあかず、我が国の国際的地位は、大きく低下するはめになってしまった。
多くの心ある人から、「日本が溶けてなくなりつつある」という感想を聴くことが多かった。

しかし私は、長い目で見て、平成22年という年の存在を、我が国の政治のために、プラスに働くようにしていかなければならないと考えている。
昨年は、口先だけの輩に政治をまかせると、とんだしっぺ返しを食らうことを、多くの国民が実感した年ではなかったか。
しかし、禍転じて福となすで、この経験は、国民の政党や政治家を選ぶ目を研ぎ澄ますこととなろう。
そして、我が国は、より成熟した民主主義国家としてさらに成長する力を得ていかなければならない。

また、昨年は、1昨年の選挙で、どうして国民が自民党に対してノーをつきつけたか、私自身、客観的に考える時間を持つことができた年でもあった。
昨年1年、できるだけ地元を回り、可能な限り多くの方の生の声を聴くことに費やすことにより、私は、冒頭のエピソードのように、支援者の温かさに感動する一方、この方々たちのためにも、自民党を、より国民とともにある政党に造りかえなければならないという強い思いを持つことができた。
このような経験をいかして、私は、多分本年中にあると思われる政治決戦に臨んでいかなければなるまい。

今我が国は、民主党の失策政権を延命させ溶けてなくなってしまうのか、新しい真の保守政治を創って復活するのか、まさに岐路に立っている。
トラ年の昨年は、いみじくも、民主党が、「張り子の虎」(虚勢を張る人、どちらにも顔を向ける主体性のない人)であることが白日の下にさらされた年だった。
ウサギ年の本年、昨年の経験に学んで、国民とともに、新しい真の保守政治を創ることができれば、我が国にとって、間違いなく飛躍の年になると思うし、また、私たち自身が死にもの狂いで、今年を我が国にとって飛躍の年とするよう、国民的な運動を盛り上げるために力を尽くしていかなければなるまい。