国会対策正副委員長会議は、国会会期中の月~金の毎朝9時10分から開かれ、与野党激突の最前線の情報を共有する。安倍総理の辞任、民主党小沢代表の辞意表明とその撤回など、最近は、「まさか」が日常になってしまった感もある。だからこそ、国会対策の現場には、鋭敏な反射神経と的確な応用動作が求められる。そのためには、政策にも強くなければならないが、体育会的な結束も必要だ。だからといっては何だが、正副委員長の誕生日には、会議前に何故かケーキが供される。写真は、10月12日早朝の正副会議、私の48歳の誕生日。
8月28日に執り行われた宮澤元総理の内閣・自民党合同葬。その折参列者に配付された言葉は、やはり重い。JPEGファイルではあるが、全文を掲載する。ただ、当日、公党の党首の中で、唯一、小沢一郎氏が欠席した。宮澤元総理が総裁選に立候補した折、小沢氏は、故宮澤総理を呼びつけ、竹下派の代貸として、当時「1派閥の代貸が全総裁候補を呼びつけた前代未聞の面接」と評された口答諮問を行ったという。そんな思い出もあるはずなのに、私の回りにいた多くの議員も、小沢氏が何故欠席したのか、いぶかしく思っていた。rn
今回の参院選は自民党に大逆風。この日は、選挙区内7カ所で街頭。危機感をアピールするため、私が1日、街宣車のアナウンスも買って出る。「年金問題は受けて立つ。社保庁職員を全員解雇して革命的意識改革で年金を取り戻す与党か、社保庁・公務員体質を温存して年金不安を持続させる野党かの選択。」とアピールし、さらに、「WTOなど難しい交渉をしている中、民主党には、『農産物完全自由化』などと、後ろから鉄砲を撃たないで欲しい。」「将来の日本の背骨、憲法について真剣に考える政党を選択して欲しい。」などと訴える。
この日は、7月8日放送予定の、TBS「報道特集」のインタビューに応じる。テーマは、北朝鮮問題。6月29日に成立した改正北朝鮮人権法の制定経緯について語るとともに、安倍政権が、拉致問題の解決を国是としていることが、どれだけ超党派議員外交の促進に寄与するかと言うことをお話した。法制定過程でも思ったが、この問題は、「安倍さんが拉致問題でカッコイイ」から「実現不可能な対案を出して困らせてやる」式の政争の具にすべきでない。TBSも、各党の映像を編集するらしく、私の発言がどこまで取り上げられるか分からないが、是非拉致被害者などの立場に立った公平な報道をお願いしたい。
7月3日は、ミートホープ社によるミンチ肉偽装問題に関する自民党調査団(議員4名)の団長として北海道へ。警察が検証中の現地を視察後道庁へ。本件では、この数年、保健所等に、かなりの相談が寄せられてきた。この問題を放置してきた行政の対応の問題を確実に検証の上、隠さずに明らかにし、その反省に立った上での再発防止策であることをしっかり説明しなければ、行政への信頼は得られないと指摘。また、ミートホープの出荷先で、衛生上も問題のあると思われる偽装肉が、消費・流通することがないよう、迅速な対応を要請した。
7月1日は、大先輩の今津寛代議士の招きで、「北の国から」の地、北海道富良野の農政懇話会に出席。ジンギスカンを囲みながら、約300人の農業者を前に、自民党畜産・酪農対策小委員長として、今後の酪農業の未来や、WTO交渉の行方等について、20分ほど話をさせていただいた。写真は、今津代議士が私を紹介しているところ。この日は現地農業者との懇親を深め、富良野泊まり。翌朝東京に向かい、全国酪農民代表者会議で挨拶。官房長官と打ち合わせ。そして7月3日には再び北海道に出張し、ミートホープ問題の調査へ。
6月28日、私が主査を務める党行革本部中央省庁改革委員会を開催。「今後の検討の進め方について」のペーパーを了承、来週にも、総理に対する報告を行うとともに、今後の方向性について、総理の指示を仰ぐこととした。中央省庁の再々編に当たっては、これまて言われてきたように、橋本行革の検証だけでなく、この数年間の政治・行政の大きな変化、すなわち、小泉・安倍構造改革の成果を踏まえたダイナミックな議論が必要だ。我々は、本年末を目途に、意見のとりまとめの作業に入る。