10月1日、福田新総理の所信表明演説が行われ、いよいよ、国会論戦の火蓋が切られた。写真は、福田総理が国会対策委員会室を訪れた折のツーショット。代表質問に続く予算委員会の論戦では、私もバッターに立つことが予定されている。気を引き締めて、政局や党利党略のみを念頭に置くことなく、国民に分かりやすい政策論争を繰り広げていきたい。
9月29日、「日本公共政策学会東日本支部」の設立総会が、東京・青山で開催された。渡辺行革相による記念講演の後、「公務員制度改革で日本の政策形成はどう変わる」と題する2時間の記念シンポに、自民党代表のパネラーとして参加。政策研究大学院大学の飯尾教授をコーディネーターに、民主党の松井参院議員、聖学院大学大学院の増島教授、一橋大学の田中准教授がメンバー。私は、「公務員制度改革は、給与改革などと異なり、本来政治主導であるが、政治的争点とすべきものでない」などと主張、丁々発止の議論が行われた。
自民党総裁選挙期間中に行われた福田康夫総裁候補と若手議員との懇談会の模様。小泉改革路線の継承は大切だが、何事にも大慌てで反応、健康を害し、政治空白を作ってしまった安倍政権の反省の上に立つと、ここは、バランス感覚と対話を重視する姿勢が重要と思う。このため、私は、辞意表明の翌13日、舛添厚労相、宮澤衆院議員らと相談、14日に政策研究会「安心と希望」を結成(私は事務局次長)、福田氏に政策提言を行い、福田支持を明らかにした。「希望と安心」は、福田新政権のキャッチフレーズになった。
9月16日、自民党本部で開催された福田・麻生両候補による総裁戦立会演説会の模様。当初14日告示・19日投票の予定だった総裁戦は、13日の両院議員総会で議論百出、23日の投票(25日首班指名)となった。両院議員総会では、私も、「新総理が国連総会(23~26日)に行くよりも、民主的な手続き確保されることが大切」と発言した。国連総会出席を取りやめれば、政治空白は必要最小限で済むからだ。立会演説会は、福田候補には準備不足の感もあったが、「落ち着き」と「キャラ」という、両者の持ち味が十分に出た。
9月16日は、取手・守谷両市で、消防団主催の消防ポンプ操法大会。私の分団も、7月下旬からの夜間練習に励んできたが、それにしても今年はことのほか暑かった。この日は、早朝、取手市第6分団に合流、取手市での開会式の後守谷市へ(写真)。取手市の大会での競技の結果、第6分団は惜しくも準優勝だった。昼過ぎに着替えて東京へ。総裁戦の立ち会い演説会。その後取手に戻り、分団員と打ち上げ。
私の所属する取手市消防団第6分団が管理する古戸排水機(排水ポンプ)場。樋管の水門が閉められると、黄色矢印の貯水池に、生活排水等の内水が貯まっていく。これが一定の水位になると、24時間体制で機場に待機する第6分団員がポンプを操作し、内水を、利根川側に強制的に排水する。その配水管が赤の矢印(ただ、平成10年の増水時は、2台あるポンプの1つが故障し、数軒に浸水被害が出てしまった。)。こうした消防団の地道な活動が、写真右手後方、取手中央タウンの皆さんの生活の安心を守っている(コラム参照)。
9月6日から7日にかけ、首都圏を直撃した台風9号による大雨で増水した利根川。取手市内の高台から大利根橋(全長1000㍍)方面を望む(9月7日夕方)。河川敷は、通常時はゴルフ場になっているが、これが完全に水没。写真ではちょっと分かりずらいが、まるで湖のようだ。砲台グリーンのポールの旗も水に浸かり、ゴルフ場の木が島のように見える。利根川は日本第1の河川、大雨が過ぎて晴天になってから、徐々に増水し、わが消防団による水防活動も数日間続く(コラム参照)。